マクドナルドとマニュアルと左利き

高校生の時に地元のマクドナルドでアルバイトをしていました。
マクドナルドはマニュアルがかなりしっかり作られていて、時給を上げてもらうのにマニュアルに沿った作業がきちんとこなせるかがポイントらしいです。

私はハンバーガーを製造を担当しており、主にグリルを任されていました。
グリルというのはパティと呼ばれる牛肉や豚肉の冷凍ハンバーグを焼く鉄板を指します。
そんなに難しい作業ではなく、数日で出来るようになりました。
ある日、店長が私の昇給テストをしに来ました。
グリル担当なので、グリルをマニュアルどおりにこなしているかがテストの対象です。
左利きである私は、当然左手でグリルをこなしていたのですが、突然店長に「マニュアルの写真は右手を使っているから右手でやれ」と言われました。
なんで利き手では駄目なんだろうと釈然としませんでしたが、とりあえず言われるがままに右手でやりました。
が、パティを上手く焼く事が出来ずにぐちゃぐちゃになってしまいました。
「おまえは駄目だな。使い物にならない」といった事を言われ、当然昇給は見送りでした。
周りのみんなは同情してくれましたが、若かった私は悔しさに耐え切れず、数日後に辞めてしまいました。
マクドナルドは左利きは右利きに矯正しなければならないのか?と当時は本気で考たものです。
今思うと単に店長の嫌がらせだったと気づいた、若かりし頃の苦い思い出です。